おはようございます、こんにちは、こんばんは。テニス部新2年の福井裕貴です。
ブログ何書こうかなーって思ってたら、先輩から「卒業式のこと書けばいんじゃね。」って言われたんで、卒業式のことを書きます。
卒業式には、桜が似合いますが、あいにくまだ桜は満開とはいかず四割くらい咲いている感じ。あたりを見渡すと、袴を着た人や、陣羽織のようなものを着た人、そして一番多いのがスーツを着た人。うーん、スーツかぁ。なんでスーツなんだろう。スーツって正装なんだろうか。ビジネスで着てるくらいだから、パーカーとかジャージよりはちゃんとした格好なんだろうけど、儀式に使えるほどのきちんとした格好なんだろうか。よし調べてみよう。
写真1:外大の卒業式、大学院の場合は「学位記授与式」と言う。
・卒業「式」というくらいだから礼服で行こう
卒業式は名前の通り儀「式」なので、きちんとした格好をしていかなければならない。パーカーとかジャージとかはもちろんアウト。ではきちんとした格好とはどんな格好なのか。それが「礼服」と呼ばれる格好である。ブリタニカ国際大百科事典によると、
・もともとスーツは働く人たちの服
ウィキペディアによるとスーツのような腰丈のジャケットは、フランス革命の推進力となった無産市民たち、簡単に言えば労働者たちが着ていた服に由来するという。また、「スーツの起源はどこの国のどんな服?ラウンジスーツ・ラウンジコートの歴史を追う」という松 甫 さんが書かれた記事によると、スーツのもととなった服であるラウンジコートは「ゆったりとして動きやすいスコットランドの労働着」がもととなっているという。そこから、貴族たちが、夕食の後に一服するときのくつろぐための服として採用されたようだ。つまり、もともとスーツは礼服として生まれたわけではなかったのだ。この地位は今でもそうで、ドレスコードではブラックスーツ、ラウンジスーツ共に略礼装として扱われている。しかし、寺西千代子 (2014)によれば近年ではその細かいドレスコードも簡略化され、多くの場合男はダークスーツかラウンジスーツで十分礼服として認められるようになってきているという。詳しいドレスコードについてはhttps://www.wenet.co.jp/PDF/H07A.pdf#search='%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%84%80%E7%A4%BC+pdf'
を参照。
・スーツはビジネス用と礼服のブラックスーツ、ラウンジスーツがある。
スーツには一般的なビジネススーツと礼服として用いられるブラックスーツ、ラウンジスーツがある。一般的にそこら辺の青山とかで目にするのはビジネススーツと呼ばれるもの。礼服として用いられるのはブラックスーツもしくはラウンジスーツと呼ばれるものである。著作権とかのことがよくわからず画像は用意することができなかったので、ここでは文章で説明できそうなビジネススーツとブラックスーツの違いについてまとめたいと思う。この二つはよく似ているので間違えやすい。(出典:https://www.hareginomarusho.co.jp/contents/reifuku/689/)
・生地が違う
どちらのスーツも黒色なのだがその色の濃さが違うようだ。サイトによれば室外に出たときにその違いは顕著になるらしく、ビジネススーツは「少しグレーがかった薄い黒色」、ダークスーツは「深さを感じる濃い黒」色のようだ。うーん、まぁなんとかわかるかな。ふだんビジネススーツしか見ていないから、その色よりも濃いってことか。また、ビジネススーツに一般的に使われているのはポリエステルなどの化学繊維、一方ダークスーツにはふつう上質なウールが使われるという。ここから手触りも違ってくることになる。そして、一般的に礼服として弔辞の時にも使えるようダークスーツに光沢のある生地が使われることはない。ちなみに弔辞でよく用いられる「平服でお越しください」の平服とは普段着のことではなく、「正礼装じゃなくていいですよ、略礼装でいいですよ」という意味。もちろんビジネススーツは略礼装でもないのでアウト。
結論:ダークスーツ(もしくはラウンジスーツ)は礼服だから卒業式に適しているけど、ビジネススーツはアウト。
僕の印象ではほとんどの人のスーツが「少しグレーがかった薄い黒色」だったので、ほとんどの人はアウトかな。
参考文献
寺西千代子 『国際儀礼の基礎知識』 全国官報販売協同組合、2014年
礼服. (2019, March 4). In Wikipedia. Retrieved 13:26, March 4, 2019, from https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%A4%BC%E6%9C%8D&oldid=71873627
「スーツの起源はどこの国のどんな服?ラウンジスーツ・ラウンジコートの歴史を追う」、http://bottone.jp/blog/bottone-ceo/18575.html, retrived 1:12, March 27, 2019
「礼服と黒いビジネススーツは何がどう違うの?」, (2018, April 5). https://www.hareginomarusho.co.jp/contents/reifuku/689/, retrived 1:15, March 27, 2019
執筆者
福井裕貴
東京外国語大学国際社会学部国際社会学科アフリカ地域専攻
東京外国語大学硬式テニス部
すきな女優:山本美月
好きなテニス選手:最近は、チチパスを応援しています。
好きなこと:テニスすることと本を読むこと。
ブログ何書こうかなーって思ってたら、先輩から「卒業式のこと書けばいんじゃね。」って言われたんで、卒業式のことを書きます。
卒業式には、桜が似合いますが、あいにくまだ桜は満開とはいかず四割くらい咲いている感じ。あたりを見渡すと、袴を着た人や、陣羽織のようなものを着た人、そして一番多いのがスーツを着た人。うーん、スーツかぁ。なんでスーツなんだろう。スーツって正装なんだろうか。ビジネスで着てるくらいだから、パーカーとかジャージよりはちゃんとした格好なんだろうけど、儀式に使えるほどのきちんとした格好なんだろうか。よし調べてみよう。
写真1:外大の卒業式、大学院の場合は「学位記授与式」と言う。
・卒業「式」というくらいだから礼服で行こう
卒業式は名前の通り儀「式」なので、きちんとした格好をしていかなければならない。パーカーとかジャージとかはもちろんアウト。ではきちんとした格好とはどんな格好なのか。それが「礼服」と呼ばれる格好である。ブリタニカ国際大百科事典によると、
「冠婚葬祭の儀式典礼の際に用いる服装。これを身に着けることを礼装という。儀式の軽重、公私の別、着用者の身分や階級により多くの種類があるが、もともと人為的な儀式に伴うもので、他の衣服に比べて作為的なものが多く、一定の型をもつのが普通である。」と書いてある。では、スーツはその礼服に当たるのか。
・もともとスーツは働く人たちの服
ウィキペディアによるとスーツのような腰丈のジャケットは、フランス革命の推進力となった無産市民たち、簡単に言えば労働者たちが着ていた服に由来するという。また、「スーツの起源はどこの国のどんな服?ラウンジスーツ・ラウンジコートの歴史を追う」という松 甫 さんが書かれた記事によると、スーツのもととなった服であるラウンジコートは「ゆったりとして動きやすいスコットランドの労働着」がもととなっているという。そこから、貴族たちが、夕食の後に一服するときのくつろぐための服として採用されたようだ。つまり、もともとスーツは礼服として生まれたわけではなかったのだ。この地位は今でもそうで、ドレスコードではブラックスーツ、ラウンジスーツ共に略礼装として扱われている。しかし、寺西千代子 (2014)によれば近年ではその細かいドレスコードも簡略化され、多くの場合男はダークスーツかラウンジスーツで十分礼服として認められるようになってきているという。詳しいドレスコードについてはhttps://www.wenet.co.jp/PDF/H07A.pdf#search='%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%84%80%E7%A4%BC+pdf'
を参照。
・スーツはビジネス用と礼服のブラックスーツ、ラウンジスーツがある。
スーツには一般的なビジネススーツと礼服として用いられるブラックスーツ、ラウンジスーツがある。一般的にそこら辺の青山とかで目にするのはビジネススーツと呼ばれるもの。礼服として用いられるのはブラックスーツもしくはラウンジスーツと呼ばれるものである。著作権とかのことがよくわからず画像は用意することができなかったので、ここでは文章で説明できそうなビジネススーツとブラックスーツの違いについてまとめたいと思う。この二つはよく似ているので間違えやすい。(出典:https://www.hareginomarusho.co.jp/contents/reifuku/689/)
・生地が違う
どちらのスーツも黒色なのだがその色の濃さが違うようだ。サイトによれば室外に出たときにその違いは顕著になるらしく、ビジネススーツは「少しグレーがかった薄い黒色」、ダークスーツは「深さを感じる濃い黒」色のようだ。うーん、まぁなんとかわかるかな。ふだんビジネススーツしか見ていないから、その色よりも濃いってことか。また、ビジネススーツに一般的に使われているのはポリエステルなどの化学繊維、一方ダークスーツにはふつう上質なウールが使われるという。ここから手触りも違ってくることになる。そして、一般的に礼服として弔辞の時にも使えるようダークスーツに光沢のある生地が使われることはない。ちなみに弔辞でよく用いられる「平服でお越しください」の平服とは普段着のことではなく、「正礼装じゃなくていいですよ、略礼装でいいですよ」という意味。もちろんビジネススーツは略礼装でもないのでアウト。
結論:ダークスーツ(もしくはラウンジスーツ)は礼服だから卒業式に適しているけど、ビジネススーツはアウト。
僕の印象ではほとんどの人のスーツが「少しグレーがかった薄い黒色」だったので、ほとんどの人はアウトかな。
参考文献
寺西千代子 『国際儀礼の基礎知識』 全国官報販売協同組合、2014年
礼服. (2019, March 4). In Wikipedia. Retrieved 13:26, March 4, 2019, from https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%A4%BC%E6%9C%8D&oldid=71873627
「スーツの起源はどこの国のどんな服?ラウンジスーツ・ラウンジコートの歴史を追う」、http://bottone.jp/blog/bottone-ceo/18575.html, retrived 1:12, March 27, 2019
「礼服と黒いビジネススーツは何がどう違うの?」, (2018, April 5). https://www.hareginomarusho.co.jp/contents/reifuku/689/, retrived 1:15, March 27, 2019
執筆者
福井裕貴
東京外国語大学国際社会学部国際社会学科アフリカ地域専攻
東京外国語大学硬式テニス部
すきな女優:山本美月
好きなテニス選手:最近は、チチパスを応援しています。
好きなこと:テニスすることと本を読むこと。